京都~宇治・大津サイクリングガイド・ルート
宇治に到着する前に、京都の中心部を通り抜け、サイクリングと素晴らしい景色を体験しましょう。川を見下ろす丘陵地帯の道は必見です。
目次
はじめに
京都からスタートし、鴨川を下って宇治に向かい、国道3号線を北東に曲がって大津まで行き、再び京都に戻ってゴールする70kmのサイクリング・ルートです。
このライドには素晴らしい瞬間がいくつもあるので、70kmとはいえ、それほど激しいとは感じません。必死になるような、急な坂がないからです。
宇治の山々を抜けるドラマチックな国道3号線沿いには、特に素晴らしい景色がありますが、交通のピーク時にはスタート地点とゴール地点で渋滞に悩まされます。
ルート
距離70km(旧・京都店の店舗位置に基づいています)
標高差 903m
京都の中心地
このルートは、四条通からスタートし、京都の繁華街を東に向かい、阪急烏丸駅や京都市中心部を通過します。
道はとても混んでいます--もちろん、特に中心部付近は--ですが、これはある意味、ライドの面白い部分だともいえます。
このエリアには印象的な建物が数多く存在し、京都のビジネス街や繁華街には活気があります。
The centre does have an unusually large amount of traffic lights which slows you down, but being on the bike is actually quite fast as you can get around the buses stopping while cars are too big to squeeze around and have to wait.
そのまま鴨川まで走り、そこで右折して南下していきます。
鴨川、伏見を通過
鴨川に着いたら橋を渡り、サイクリングロードに降りて鴨川の東側に出ます。
川の西側を走っても良いのですが、南東の伏見方面に向かうには、どこかの段階で渡る必要があります。
鴨川を南下します、いつライドしてもこの川沿いのコースは気持ち良いものです。500メートルほど南下すると、のどかな風景が広がり、日本建築の橋が目の保養をしてくれます。
伏見を通過する
この道は師団街道と呼ばれ、 少し南にある名神高速道路を行き来する車やトラックが多いので、交通量は少し多めです。
高速道路の下をくぐって左に向かい、すぐに右折して35号線に入ります。
35号線に入ると交通が緩和され、 古い果物屋・雑貨屋・住宅、そして長い年月を経ても変わらないコミュニティの繋がりも残っています。
左折して墨染通りへ
そして左折し、墨染駅を通り過ぎ、小さな上り坂を登り始めると、素敵な日本家屋・公園・踏切が並んでいます。やがて、宇治方面に向かって南に連なる山脈の素晴らしい景色が見える頂上に着きます。
下り坂に入ると、かなり急なところもあるので注意してブレーキをかけ、麓に着くまで郊外のくねくね道を下ることに集中しましょう。
宇治へ
丘の麓に着いたら、左に大きく曲がって国道7号線に入ります。
この道は宇治まで続くが、交通量も多く、狭い区間もあるので、左側に見える山々が徐々に近づいてくるまで、左側走行のままペダルを踏み続けます。 都会の喧騒から離れ、自然に向かって突き進みましょう。
上り坂の頂上に着くと、眼下に宇治の美しい景色が広がります。
坂を下り、市街地のメインブリッジである美しい宇治橋を渡ります。この橋は、立ち止まって川の景色を眺めたり、宇治が放つオーラを感じたりするのにも良い場所です。
鳥居をくぐって
橋を渡り、最初の道を左に曲がると、右手に大きな鳥居、左手に平等院表参道がある分岐点に出ます(日本の神社の参道は表参道と呼ばれることがあります。)
私たちのルートでは平等院には立ち寄りませんが、もしまだ訪れたことがなく、時間に余裕があれば、ぜひお立ち寄りを。ここは訪れる価値のある崇敬を集める神社です。
実は10円玉には平等院が描かれており、日本にとって平等院が文化的に重要であることをよく表しています。
神社に参拝するしないにかかわらず、鳥居の下の右の道を進み、傾斜を上ってから左折して国道3号線に入ります。
宇治川、瀬田川、国道3号線
宇治に入り、巨大な鳥居をくぐると、素晴らしい日本建築を通り過ぎ、ライドの光景が変わり始めます。 宇治の魔法を感じながら、国道3号線に沿って川を遡り、山へと走り始めます。
宇治川と瀬田川に沿った国道3号線は、日本からサイクリストへのプレゼントだと言えます。
山腹の道をゆっくりと登っていき、その後、川を眼下に見下ろす高台から、くねくね道を猛スピードで進みます。
宇治川・瀬田川は、大阪を流れる最大の川である淀川に合流するまで、鬱蒼とした森と渓谷を切り開き、絶え間ない存在感を放っています。
このコースはほぼ川に沿って進みますが、ダムの手前で3号線を左折することをお忘れなく。というのも、ライダーによっては右折路へ行くのではと戸惑うことがあるからです。
宵待草橋まで進み、そこで左折して橋を渡ります。
奈良オプション
宵待橋で右折して62号線を南下すれば、奈良まで下って、また戻ってこのルートに合流することで、奈良をこのループに含めることができます。
奈良を含む全行程を走破しようと思えば、少し気の弱い人には向かないであろう、130kmの壮大な旅になります。
奈良方面には息をのむような美しい景色や、スタミナと体力を消耗するような激しい上り坂があります。
ご興味のある方は、こちらのルートをご覧ください。
奈良を含む長距離のルート
詳細
距離139km
標高差 Gain: 2,006m
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道路工事
このエリアの地形の関係で、3号線の一部は大雨や台風の後の処理のため、あるいは道路に覆いかぶさっている木やその他の瓦礫を取り除くため、または定期的なメンテナンスでも閉鎖されることがあります。
また、片側の車線を部分的に閉鎖し、道路作業員が手信号で双方向への車の通行を短時間ずつ制限している箇所もあります。
このようなことから、悪天候の後にこのルートを通ることは避けたほうが良いでしょう。
宵待橋を渡る
宵待橋を渡ってからも、楽しいカーブ・川の美しい緑色・深い森・瀬田川沿いの印象的な橋などが続きます。
最初に通過する大峰橋(赤っぽい橋)は、おそらく橋の中でも一押しですが、どの橋も美しい景色を創り出してくれて、ライドを彩ってくれます。
素敵なトンネル
そのまま進み、短いトンネル(実際走ってみると素敵なトンネルです!)を抜け、喜撰山橋(ゲートで閉ざされた白い橋)を通り過ぎます。ここもいい橋なのですが、通行はできません。
曽束橋を渡る
目を離せないのが、曽束橋です。大津方面への標識がある、2車線の交通橋です。
ここまで辿り着いたら、この橋を渡り、大津方面を示す標識に従って右へ向かいましょう。
3号線でのライドを続け、川と素晴らしい景色を追いながら東に進み、やがて丘の上に神社がある小さくて伝統的な町を左手に見ながら通り過ぎます。
石山外畑町
その町は石山外畑町と呼ばれており、丘の上には浄光寺というお寺があります。
もし時間があれば、ちょっと左折して町に入り、眼下に流れる川の上に佇む美しい伝統家屋の雰囲気に浸ってみるのもいいでしょう。
丘の上にあるお寺も一見の価値があります。自転車でかなり近くまで行くことができ、そのあと自転車を降りて階段を上っていきます。
お寺はかなり高い位置にあるため、眼下に広がる町並みと遠くの谷や山々の美しい景色を眺めることができます。
景色を楽しんだら、ルート上に戻り、対岸(右手)にある町をちらっと見ながら走るのもお忘れなく。
ライドしている道は、対岸より少し高い位置にあるため、対岸の山間に横たわっている大石淀の町並みを眺めることができます。
南郷と大津
ルートは南郷の川沿いの町と大津の川沿いの部分を通り、左折して琵琶湖から西へ向かいます。
琵琶湖は日本最大の淡水湖であり、瀬田川ーこれまでライドで通って来たところーはその琵琶湖から流れ出る最大の川です。
このライドでは湖はあまり見えませんが、素晴らしいスポットがある人気のサイクリングコースでもあります。
大津を抜けて国道1号線へ
104号線からすぐに右折して782号線に入り、左折して1号線に入ります。ライドも終盤に差し掛かって来ました。
国道1号線は幹線道路であり、時間帯によってはかなりの交通量があります。
私は最近、午後4時~5時にここを通りましたが、夕方のラッシュ時で交通量が多く、それでも問題なかったのですが、なるべくなら避けることをお勧めします。
大津の中心部を走っていると、左手の湖はあまり見えませんが、遠くに山々が見えるのが印象的です。
巡礼僧
その中で最大の山は比叡山で標高は848mです。
比叡山の「千日回峰行」の修行僧たちは、1日30kmから84kmの距離を100日間または200日間歩き続け、地球を1周するのと同じ距離を歩いたそうです。
修行僧の気持ちも少し想像しながら、ペダルをこぎ続け、大津駅を通過して西に向かい、再び山の中に入っていきます。
国道1号線は上り坂が続くので疲れますが、千日回峰行の修行をしている僧侶に思いを馳せれば、坂を上って反対側に下りるエネルギーが湧いてくるはずです。
大きなバイパス
国道1号線をそのまま進むと、いくつかの方向に道が伸びる大きな交差点(バイパス)に出ます。バイパスの西側にある三条通に行きたいのですが、それにはいくつかの行き方があります。
ただし、右にカーブして名神高速道路をくぐるときは注意が必要です。自信のあるライダーでないと、ちょっと危険かもしれません。
左の2車線はどちらも左へ行くので(下のピンクの線)、右折して他の車の流れに合流するためには、実際には3車線目を走る必要があります。
これは2車線を横切ることを意味し、ここは車のスピードが比較的速いので、自転車で車線を越えていくのは難しいかもしれません。
三条通、京都へ戻る
三条通に沿ってサイクリングを続けると、最後の上り坂にさしかかり、その後下り坂になると京都の美しい東山エリアの北部を抜けていきます。
最後に左折して鴨川沿いを南下するか、脇道を1本入ってから四条通を右折し、ゴールに向かって西へダッシュします。
まとめ
このルートは、サイクリストにとって素晴らしい見どころがたくさんある美しいライドですが、明らかなハイライトは国道3号線の宇治川と瀬田川沿いのライドです。
このエリアは素晴らしく、京都・奈良・そして関西圏でサイクリングを楽しみたい方は、できればこのライドを試して頂けますよう、強くお勧めします。
ライドでは他にも魔法のような時間を楽しめる瞬間があり、ライドを存分に満喫できますが、交通の便が良くない区間もあるので、できればラッシュアワーを避けましょう。
楽しいサイクリングを!