関西でサイクリングするならいつがベスト?ベストシーズンのガイド
京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山を中心に、関西サイクリングのベストシーズンを紹介するビギナーズガイド。
関西へのサイクリング旅行を考えているけれど、いつ行けばいいのかわからない・あるいは天候についてもっと知りたい、そんな方のためのページです。
ブログを読んでいただきながら、参考として、 大阪周辺の年間平均天気 が、お役に立つかもしれません。
内容
はじめに
日本人は、日本食をこよなく愛するのと同じように、日本各地でそれぞれの春・夏・秋・冬の四季を誇りに思い、愛してやみません。
数多く存在する旬の食べ物・作物・動物を愛で、同じく季節の料理や花を愛で、地元の人々は四季の変化を誇りに思っています。四季を愛でることは、日本文化の本質を理解する大きなヒントとなるでしょう。
早春
毎年寒い冬が終わり、ようやく春が来たことを知らせてくれる桜は、春の象徴です。
関西では、日中の気温が上がり始める3月中旬から桜がつぼみを見せ始め、4月の第1週目頃に開花します。日本各地は、ピンク色のベールに包まれます。
この時期は、都会や観光地の喧騒から逃れて、ただただライドを楽しめる、そんな最高の季節です!日陰や夜はまだ少し寒いかもしれませんが、季節に合った服装をすれば、関西での日中のライドはかなり快適になるでしょう。
晩春と初夏のサイクリング
4月中旬の小雨が桜の花を洗い流すと、間違いなく気温が上昇し、関西で最高のサイクリング・コンディションとなります。
4月下旬から5月中、そして6月上旬にかけて、関西地方はサイクリストのパラダイスとなるのです。
5月上旬はゴールデンウィーク連休期間と重なるので、 地元のサイクリストでさえ、この時とばかりに自転車で走っているのを見かけることがあります。
6月中旬から7月中旬にかけての梅雨に入るまでは、おおむね温暖で穏やかな気候です。
梅雨
ここでは梅雨の時期の範囲を広げてお話しています。歴史的に見れば、そして2015年以前のデータに基づけば、6月が伝統的に「梅雨の月」だったからです。
しかしここ数年は、6月に絶好のライディングコンディションが長く続き、7月に激しい豪雨に見舞われることが多くなっています。
夏の高温多湿の季節
確実に言えるのは、梅雨が明けると暑さと湿気がやってくるということです!
7月末から8月にかけて、関西では日中の気温が32度を下回ることはほとんどなく、ニュースや天気予報では熱中症注意報や最新情報が「常時」流れています。
しかし、夏の暑さに立ち向かう勇気のある方は、お帰りの際、ぜひRBRJの店舗前で、屋外入浴施設(?)をご利用ください(ただのホースですが:))
日本の夏が好きな方もおられますが、一般的には真昼の太陽の下でバイクに乗るのは暑すぎると感じる方が多いようです。
注意しなければならないのは、その日の気温よりも体感温度が常に高いことです。客観的に見れば32度の日は暑いですが、京都の32度の日は湿度が高く、海風がないため、もっと暑く感じます。
7月から8月にかけてライドする場合は、熱中症にならないように注意しましょう。夕暮れや夜明けのライドが、真昼の暑さを避けるのには良策だと言えます。
秋のサイクリング・ピークシーズン
気温が少し下がり、9月が到来すると、地元の人達も、今しかない!とサイクリングを始めます。
サイクリングシーズン第2弾の到来です。
条件は5月とほぼ同じですが、9月から10月にかけて台風がアジアを襲うシーズンのため、油断は禁物です。最近では8月にも台風シーズンが始まることがあります。
11月に入ると、伝統的な「紅葉」が見られるようになり、私のお気に入りの季節になります。
この秋という季節は、桜の季節ほど高く評価されていない気もしますが、自然の美しさという点では桜に匹敵すると私は思います。豊かな秋の色彩が、深い赤色・金色・茶色で田園地帯を幾重にも埋め尽くすのです。
夜は冷え込みますが、日中は涼しいため、長距離のサイクリングには最適のコンディションです。
冬
こうした状況は12月上旬まで続きますが、次第に気温が下がり、木々は丸裸になってしまいます。
手袋やショートブーツがあれば、ライディングはまだ快適ですが、冷たい飲み物とピットストップは、体を芯から温めてくれる温かい飲み物とうどんに取って代わられます。
ライド後の温泉や銭湯はどの季節でも元気を与えてくれるものですが、この冬の寒いライドの後に体を温めると、至福のひとときが味わえるでしょう。
1月から2月にかけては、ハードコアで装備の整ったサイクリストを除けば、地元のサイクリストがライドに出かけているのは、あまり見かけなくなります。
冬は都市部では乾燥しがちですが、丘陵地や山間部、特に京都の北東部では雪が降ります。また、凍結した下り坂での走行を避けるため、平坦なルートを選ぶ方が良いでしょう。
まとめ
以上、サイクリストの皆さんに関西の季節ごとの天候の概要をお伝えしました。
地球温暖化が非常に進んできているので、気象パターンがますます不規則になってきていることに注意しましょう。ご旅行までの天候をよくチェックし、それに合わせて荷造りされることをお勧めします。
天候を保証することはできませんが、春か秋の時期を狙えば、バイクで本当に素晴らしい瞬間を体験できることを保証します。また、「熱狂的なサイクリングファン」の方々は、適切な防寒着と綿密なルートプランニングがあれば、素晴らしいサイクリング体験期間を冬期まで延長することも可能です。
爽やかな秋の朝・山々を縫うように走ったり、古都・京都の桜の下を自転車で通り抜けたりする感覚は、あなたを何日も笑顔にし、何年も旅行の思い出に浸らせてくれることでしょう。
また、日本をサイクリングしたことがある方は、その経験を下のコメント欄でシェアしてください。お話を聞けるのを楽しみにしています。
安全で楽しいサイクリングを!